2010/07/10

告白

映画の予告篇でおもしろそうだったので、小説を読んだ。
テンポ良く読めるのでかなりハイペースで読み終えた。

きっとこの本を映画にしたら「世にも奇妙な物語」を2時間もので作ったような感じに
仕上がっているのではないかと思う。

登場人物の心理が「そこまではいかないまでも、なんとなくわかる」という絶妙な具合に描写されていたと思う。
人間観察の鋭さを感じさせる作品だと思った。

この作品の登場人物の皆が自分なりの主張や考え、理想があって、自分が信じる事をやっていた。

それ自体は何も問題はないと思うが全てが行き過ぎていたのだと思う。

その行き過ぎた原因は、たぶん孤独かなぁと推察。

この小説に出てくる人間には誰も味方がいなかったように思う。

常に無条件で味方でいてくれる存在というのが人間には必要なんだろうなぁ。

もし、今後自分に何か相談をしてくる人がいたら、とりあえずそいつの味方になってやれるようにしよう。

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